【記録】#家で出来る演劇のこと/今後のこと/お知らせ


こんにちは、日野あかりです。

お家にいるあいだに春が去っていった感じがしますね。来年はちゃんと会おうね〜。


さて、わたしはいま #家で出来る演劇 という企画をやっています。

始めたときの経緯はこちらに書いたのでもしご興味あれば。


大体2ヶ月、この企画をやってます。


15人の作家による、29作品をオンライン×初見という形で有志の俳優さんと読んできました。
公開していないものも含めれば、結構たくさん戯曲に触れてきたなという所感です。

改めて使用・公開を快諾いただいた作家の皆さん、参加してくれた俳優の皆さん、ありがとうございます。


この企画をやっていてよかったことがいくつかあって、大きく分けると


 ①初見読み力がつく(戯曲の構成を理解する力がつく)
 ②はじめましての俳優さん、作家さん(演出家さん)と知り合える


の2点かな、と思っています。


①については指摘されるまであまり意識なくやっていたことですが

毎日のように違う作家さんの本を読んでその感想を言い合ったりしているので、
パターンとしての知識が溜まるのと、キャラクター理解のアンテナが高くなるのかな、と思っています。

②はすごくありがたいことで
Youtubeで公開している動画を観て興味を持って連絡してくれる方がいたり(しかも普段関わりが少ない界隈だったりして、おおおー!となる)、
作家さんが感想を教えてくれたりして、本当にみんな演劇が好きな良い人たちだなぁ、と実感する次第です。



今後について、ちょっと思っていることを書きます。


この企画は上演を目的とするものではないです。

ただ、演劇がしたい、芝居のことを他の人と話したい、という気持ちを満たすためにひらかれている公園みたいなものです。

今後少しずつ自粛がとけていくとは思いますが、前と同じ世界には簡単には戻れないと感じています。劇場での上演も、前のように「毎週いくつも気になる公演が重なって大変!」という状況ではなく、上演に対して財政面含めていろんな制約が課され、公演数は減るんだろうな、と思っていて。


ということは、俳優はそれだけ人前で芝居をやる機会を失うんですよね。


もちろん選ばれる俳優であることが大事なのは理解しています。ただ、劇場でもどこでもいいから「芝居がしたい」という気持ちがあるのも事実で、その場所は自分で作っていく必要があるんだと思っています。

そのための場所として、演劇をやるためにひらかれた公園を今後も続けていこうと思います。

みんな!遊びにきてね。



さて!長々書いちゃいましたが、公園で新しい遊びをやるのでお知らせします!


#家で出来る演劇 でも何回か本を読ませていただいたMUのハセガワアユムさんの厚意の元、
「オンライン稽古場」というのをやってみます。

あくまで稽古場です。
上演目的ではないですが、ある作品を俳優たちが読んで、演出をつけて、深めていく時間を過ごす予定です。


そしていつもは撮った動画を後から公開していますが、今回は配信に挑戦してみます。

これは単純に、わたしが稽古場見学が大好きなのと、一回やってみたかったからです。

同じものを食べ続けるのも好きなのですが、新しいスパイスをかけてみるのも大好きなので、とってもわくわくしています。大事な気持ちです。わくわく。



◆日時:5/23(土)14:00〜17:00
◆場所:ZOOM ▷ YoutubeLIVEで配信します

◆作品:『MY SWEET BOOTLEG』(作:ハセガワアユム(MU))

◆参加者:

 演出 ハセガワアユム(MU)
 演者 イグロヒデアキ 、大森翔吾、波多野伶奈、日野あかり、佛淵和哉、真嶋一歌、丸本陽子



多くの俳優さんが久しく稽古場の空気を味わっていないと思うので、その空気を吸いにきてもらっても嬉しいですし、普段観劇いただいている方が「なるほどこういう演出なんだー」とふむってくれても嬉しいです。


そして何より参加者のみんなが「演劇してる!楽しい!」って思ってくれたらいいなぁ、と思っている次第です。



いきていきましょう。



ひの

何者かになる過程

日野あかり official site いろんな仕事をしながら、俳優として生きています。 舞台の案内、記録や写真を公開しています。 サイト上部のメニューから、いろいろ見られます。

0コメント

  • 1000 / 1000