【記録】最近観たお芝居の話(201908_09)


こんにちは、日野あかりです。


埋れ木の公演が終わってから、少し時間ができたので(その前に観たのも入っているけど)

いくつか観劇したので記録します。

ちなみに日野の近況としましては、モノローグ演劇祭準決勝の稽古に勤しんでおりまっす。

本戦と作品を変更することにいたしまして、奥村さんと一から作る作業を積み重ねているところです。演劇むずかしー。


◇最近観た作品感想リスト

さくリさく企画「Solace-慰め-」A面「水曜、19時、スターバックス」

加藤なぎささんと岸田大地くん出演の作品。

手話を題材にしたお話だったのですが、、、なんというか、なぎささんが良過ぎて号泣しました。。もちろん他のお二人(3人芝居)もよくて、良質だ・・・というボキャブラリーの敗北的な感想です。言語的表現がなくてもいかに豊かに表出できるか、ということを感じました。


NICE STALKER「暴力先輩」

大好きナイスストーカーの新作。

小屋入り2日前に稽古見学にいっていたのもあって、これがこうなったか・・・!という驚きと、稽古のときよりも心に刺さり度がより高くなっていて好みでした。

イトウさんは可愛い女の子を描くことに長けているけど、可愛くて可哀想な女の子が好きなのかな…。いつものナイスストーカーよりも、問いかけてくるものが多い作品でした。


犬飼勝哉「ノーマル」

TL上であまりにも評判がいいので急遽観劇することにしました。

好きでした。日本ではないどこかの世界の、地に足ついていない「普通」の話。捉えどころがなくてうまく感想に残せていないのですが、場面の移り変わりや、移動の感じとかもスッとしていて観ていて心地よかったです。


新宿公社「ワルツ」

山本周平さんと飯智一達さん出演の作品。

こういうしっかりミステリーっぽい物語は久しぶりに観ました。もう少し要素が少なくてもよかったのではないかなーと思ったりしました。周平さんは相変わらずSoCuteな感じで作品に彩をそえてました。上手だなぁ。いいともはいいともらしく、うさんくさい役だった。笑

ラストにもう1シーン、主役の精神科医と(一応)敵役である検事(いいとも)の決着シーンがなかったのは不思議だったな。あの描き方だと、感情移入している主役の終わりがなく、高校生パートのみが終わっている感じがした。という観てない人にはなんのこっちゃという話でした。


ソラカメ「ラッキーガール、ノッキングループ」

桃尻犬でご一緒した片桐美穂ちゃん出演の作品。

みぽりんにも言ったけど、前説とかから想像つかないちょいヘヴィーな作品で、なるほど面白いという印象でした。笑 わたし自身は田舎的なものがいやで早々に東京に生活拠点を移した身ですが、それでも心が痛かった。女たちはそういうのあるよね。という。小学生から高校生まで、またその親もそれぞれ1人で演じていて、その効果も良い方に出ていたと思う。血は争えない、感じ・・・ね・・・。


柿喰う客「御披楽喜」

ヒノカサでご一緒した永田紗茅ちゃん出演、、、というか、小劇場演劇やっていて柿喰う客観ていないのはもぐりとどこかで聞いたような気がして、次本公演やるときは観に行こうと思っていたのでした。

感想としては、まず第一に、出演している俳優の力量がすごい!と驚きました。(ごめんなさい、上から目線みたいだけどそうじゃないの)だって、なかなかできないもん。あんな芝居。そしてそれができるだろうと踏んで書かれた脚本。思ったより笑わせるシーンが多かったな。あと内輪笑いっぽいのも多少あったな・・・笑 

永田さっちゃんは、その中でも純粋に感嘆しかできないくらい、演劇モンスターでした。すごいなぁ。。とても勉強になりました。


サキクサ「売り言葉」

次に出演するAntikame?でご一緒する大塚由祈子さんの一人芝居。

すっごく濃密だった•••。これが演劇でしかできない作品だなと思いました。視線や姿勢、表情だけで人物や場面が変わっていって、どんどん物語が進行していく。最初は可愛らしくおかしいところもあったのに、いつのまにかどんどん智恵子の苦しみに引き込まれて、狂っているんだけど狂っていないように見えてくる。必然のもがき。

この作品を1日3公演もやるゆっこさんのエネルギーが本当にすごいと思いました。


こんな感じで、ちょっとずつ思ったことを書いてみました。

みんな演技上手だな。

モノローグの稽古をしていると自分と否応無しに向き合わなくてはいけなくて、結構ううという状態にもなるのですが、たくさん演劇観て、ふむふむと思うこともたくさんあって、頑張ろうという所存です。

またモノローグ演劇祭の告知などについては別途書こうと思います。


おやすみなさい。

ひの

何者かになる過程

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