【記録】2024年の振り返り(主にナイスストーカー)

こんにちは、日野あかりです。

気づけばもう大晦日。このところ忙しすぎて全然記憶が無く、あっという間に冬を迎えていた気持ちです。


ブログの更新も7月で止まっていたことに、今気が付きました。。。


この間にあったことといえば、まず8月には『ミセスフィクションズのファッションウィーク』に日本のラジオとして参加し、『浴室にて改』の上演がありました。

泣かないで毒きのこちゃん、ミセスフィクションズの皆さんのポップな作品にまざって、日本のラジオとして「にて」シリーズ最後の作品をやりましたがとっても楽しかった記憶があります。真顔でずっとふざけていたような気が…。


その後、生活の方の比重を重くして仕事に邁進していました。

新しい仕事を始めたり、猫を飼い始めたり、パン作りにはまったり。


さて。そんなこんなで冬、12月になりまして、ナイスストーカー10周年記念公演「女子と算数」の稽古が始まりました。

楽しいお祭りみたいな公演にする、というお話でしたが、結果から言えばとんでもない奇祭になりましたね…

このブログはこの話を書くために書き始めたので、書きたいところに飛びます。


インフルエンザ罹患によって俳優3名が残念ながら降板となり、その代替案として上演した「段ボール彼氏ver」。

ここの意思決定と実行が、もう本当に大変で、舞台裏だけでも一つの演劇みたいでした。

出演者・スタッフさん含めた話し合いの時間をたくさん過ごして、やっぱり心が折れかける瞬間もあったように思います。

でも、そこから生まれ出た等身大パネルに帯金さんが声を当て、途中からパネルを破壊して帯金さんが背負う、という案。

これがみんなの心をワクワクさせてくれて、上演に向かって踏ん張ることが出来ました。

本当にみんなが必死になって考え出した文殊の知恵だし、帯金さんの凄さ、舞台監督の水澤さんの覚悟、いろんなものが積み重なって実現できた。。という感慨に今も浸っています。


各セクションの皆さんへの感謝の気持ちもひとしお。

常に変わる状況に的確に対応しながらも私たちのことを気にかけてくれていた制作チームの皆さん

舞台上の状況もどんどん変わり続けるのに素晴らしいお仕事をしてくださった照明の緒方さん、音響の北さん

振付としての範疇を大きく超えて、映像オペや裏周りのことまでお手伝いしてくれた優しさの神、加藤さん

言わずもがなですが、もう役職を言い表せないくらい「全部」をやってくれていた水澤さん(和哉パネルと人工呼吸をするシーン、水澤さんのプルプルを感じて私も頑張りました)

絶対神・太陽のように座組に光を差し込んでくれた帯金さん(喫茶店のシーン、今でも思い返してグッとなります)

体調しんどい中でも応援しつづけてくれたほとけ・イグロさん・かすちゃん

極限に追い詰められた状態で10年ぶりの役者復帰を覚悟してくれたイトウさん、イトウさんの執念には本当に良い意味でお手上げでした。笑

オンライン会議でイトウさんがイグロさんの代役やるべし!と提案したのは私だ!ということをここに記しておきます

楽屋で、舞台裏で、舞台上でお互いに支え合い続けたつるちゃん、ななみん、大森くん。

円陣組んで深呼吸してお互い背中さする、なんてやったことない経験でした。本当にありがとう。

もちろん気にかけて応援の言葉をくれたり、観にきてくださったり、 SNSで言及してくださった皆さまにも心から感謝。

イトウさんがカーテンコールで言っていたけど、一つの公演を上演することの奇跡を今までの俳優生活の中で一番感じた経験でした。


こんなに長くなっちゃって誰も読んでないと思うんですが、もう少し書きます。

ナイスストーカーの稽古場では「心理的安全性」を大事にしていこう、という話を最初にするんでが、その大事さをまさに実感する経験でもありました。

これからどうしよう、という危機的状況のときって立場によって発言権、重さ、みたいなのが偏ってきてしまうのが(良くないんだけど)ままあることだと思うんですが

ナイスストーカーは「意見があるときは挙手をして、みんなどんなに小さなこと・馬鹿馬鹿しく思えることでもその挙手を尊重する」という方針で稽古を進めてきたのが、こういう状況になって本当に生きてて、素晴らしいことだなと思った次第です。


自分も主宰をする立場として、普段からのコミュニケーションの積み重ねをしっかりしていこう、と思える経験でした。

ま、本当に大変だったけどね!!!


さて、2024年も終わりますね。

今年はたくさん演劇に出演させてもらいましたが、来年は今のところ二つ予定があって、それにしっかり注力したいなと思っている感じです。

帰省中の電車で書き殴った乱文、最後まで読んでくれた方、ありがとうございました!

良き新年をお迎えください!

何者かになる過程

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