【記録】2018年、芝居と秘書のしごとを両立させる②

こんにちは、日野あかりです。
明けましておめでとうございます。
今年はちょっと贅沢に、京都で家族旅行しながら新年を迎えました。

さて、昨夜2018年ギリギリに投稿した記事の続きを投稿したいと思います。
(PV稼ぐにはもう少し間を空けたほうがいいかもだが、書くのが大変だったので早く手放したい)

前回の記事はこちら。



後の2作品について、書きます。

◆2018年9月 劇団きのこ牛乳『とりゅふ』出演時
•稽古頻度:3ヶ月半、週3(土日、水曜夜)←大事
•本番:4日間7ステ(金夜と土〜月祝の三連休)←大事

ソラリネ本番が終わって少し休んで、すぐ稽古開始。演出家の奥村さんもフルタイムで働いていらっしゃるので、土日中心の稽古でとても助かりました。
オムニバスで25分くらいの作品に出演するのだったのですが、じっくりことこと芝居と向き合えて無理なく本番を迎えることができ、一つの成功体験になりました。

作品についてのまとめはこちら参照


仕事との兼ね合いで言えば、水曜稽古ある日は定時で帰ると宣言して仕事を終わらす、小屋入りとゲネの日お休み取る、というのだけで調整できました。
なかなかこういう最適な状況で出演できることはないけれど、そういう芝居を選んで出るというのも大事なことかなと思います。

(閑話休題。演出家の奥村さんが日曜の稽古ではお子さんを連れて来ていて、とても良いなあと思いました。稽古してない役者が見ていられるし、いろいろ遊んでくれる大人がいるのも楽しいこと(だといいな)だし。企業は少しずつ働き方改革頑張ってますが、小劇場界もいろんな背景の人が芝居をできるようになったら、楽しい舞台をもっと観られる気もするなぁ)


★学んだこと
•稽古、本番スケジュールに余裕があるに越したことはない
•出演するときの選考過程でスケジュールをしっかり確認する

◆2018年11月ヒノカサの虜『瞑目のパノラマ』出演時
•稽古頻度:約1ヶ月、週3〜5(夜の枠多め、集中稽古含む)
•本番:5日間8ステ


それまでの2作品を通じて、会社にも少しずつ、ちゃんと芝居をやりたい人なんだ、本気で両立させようとしてるんだ、というのが伝わったり、言葉にして面談で伝えたりした成果が出始めて、後任の人材を配置してくれるようになったので、教育を進めていました。
全部をまかせきれるレベルでは全然なかったけど、強行突破的に本番1週間前の集中稽古&本番期間の計2週間をがっつり休みました。
ただ4月の時と違うのは、自分としても仕事をできる範囲でフォローしよう、でもできない仕事は振ろう、と決めていたこと。
社長にも、不在中の引き継ぎ割り振りを1ヶ月前くらいから共有・相談して、認識を持ってもらうようにしました。
実際、少し辛いときもあるけれど、本番前の午前中とか起きれれば時間はあるので、そこでリモートワークして最低限のメールを返し
あとは電話で指示だけして任せる、相談はLINEで随時もらう、としておくことでかなり良いように両立できた気がします。
後任の子はかなり大変だったようですが、私がいると社長への盾になってしまうので、仕事に慣れるにはかえって良い期間だったのではないかなぁ。

作品のまとめについてはこちら参照

★学んだこと
•引き継ぎ計画とそれを合意しておくことの重要性
•不在を任せるひととの信頼関係(早めに芝居をやってることを伝え、迷惑もかけるがそれ以上にフォローするから、と正直に話したのが良かった)


◆総括
一年を振り返ると、1回目の失敗がかなり手痛くて後半頑張った気がします。
健やかな精神は健やかな肉体に宿るし、その逆もしかり。だからそれを保つための努力は怠るべきじゃないし、人前でパフォーマンスするためには最低限出来ているべきことだ、と感じた一年でした。
あと個別には書いていませんが、この期間通じて、会社でもいろんな人にこういうチャレンジをしていることを話したり、相談したりしました。
人によるけれど、何かしら自分でもやりたいことがある、という人は一緒に両立する方法を考えてくれたり、上司へのコミュニケーションにアドバイスくれたりして、すごくためになりました。
能天気かも知らないけれど、したいことは口に出し続けると、思ってもみない手助けや理解があったりするもんだな、と。
もちろん嫌なことも言われましたが、やりたくてやっていることだし、文句言われたからってやめるような話ではないし。
月並みだけど、どうせ無理とは思わないことが大事かな、と思います。


◆今後
こんな2018年を過ごしましたが、ちょっとずつ理解され始めて、2019年はより良い条件で働きながら、芝居をし続けられそうな気配です。
時間ではなく、ミッション(やるべきこと)で仕事をコントロールできるようになる、という新しい目標が出来てきました。
今まで以上に自律できるひとになれるように、がんばりまーす。



果てしなく長い記事になってしまいましたが、ひとまずこれでまとめたいと思います。
そんな上手くいくかよー、きれいごと言うなよー、って書いてても思うけど、やろうとしないとできないとも思うので、引き続き役者/秘書の日野あかりとして、やっていこうと思います。

新年1発目の本番は、ナイスストーカーWS公演『本物高校生vs偽物高校生』です!
チケットの売れ行きが好調なので、ぜひお早めの予約をお待ちしておりますー!

ひの

何者かになる過程

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