【記録】「ココノイエノシュジンハビョウキデス」終幕
こんにちは、日野あかりです。
今日は夏至だそうです。一年で一番日が長い日。ほんとに〜?って気持ちになります。まだ夏になっていないのにこれから日が短くなっていくのはちょっと切ないです。
(と書いたのはもう何日も前のことでした。もうこの数日夏か?ってくらい暑いですね)
さて先日、日本のラジオ「ココノイエノシュジンハビョウキデス」鶏組・犬組とも無事に終演しました。ご来場いただきましたお客様、気にかけていただいた皆様、劇場・スタッフの皆さん、そして素晴らしき共演者の皆さんに大大大感謝です。
「ココノイエノシュジンハビョウキデス」という戯曲の面白さに魅了された日々でした。
鶏組・犬組とそれぞれ全く異なる作品に仕上がったのはご覧いただいたところですが、屋代さんの演出や俳優が持ち込んできたプランによって1シーンの解釈や印象が変わり、それによって結末の印象があそこまで変わるという経験をしたのは初めてかもしれません。
ワンシチュエーションで繰り広げられるクローズな物語ですが、その場の空気の流れがとても大きなうねりを持っていたり、意図的な停滞をしていたり、物語力を感じる作品でした。
今回演じた「妻」という役も、今まで演じたことのないバックグラウンドを持った人物でした。屋代さんにつけていただいた演出、弱視という身体的な特性とそこから生じる内面、言葉遣い・話す内容から想像することができる背景、ご一緒する共演者の皆さんからもらう刺激、そして鶏組のお稽古を観て感じたことなどを織り交ぜて作っていった結果、今までで最も愛情深く、賢く、懸命な人間像になったように思います。
とても楽しい稽古と本番を過ごせたことに改めて感謝します!
そして、日本のラジオの構成員となりました。
思えば2017年「ラクエンノミチ/ボディ」を拝見してから一ファンとして作品を観続けて、日ラの世界観を作り上げるピースになることをずっと志望してきたので、これからの活動が本当に楽しみで楽しみでしょうがないです。身震いすらある。
#家で出来る演劇 の活動は引き続き継続していく(今年はお休み)所存ですので、これからも総合的に応援していただけると嬉しい限りです。
(ここからは蛇足)
今年30歳になりまして、図らずも今までの生活を一新するような出来事がありまして、なんだかまた一からスタートしているという気持ちがとてもあります。
20代は演劇を始めて、大学を卒業して就職して、演劇をお休みして、転職して仕事に悩みながらも自活する力をつけつつ演劇を再開して、フリーランス になって、コロナ禍になって。
いろんな出会いと別れの中で生きて、何も特別ではないけど自分なりに経験を積み重ねてきた10年間だったなと思います。負けず嫌い心に従って頑張りすぎたり、突っ走ったりしたことも多かったかも、とも。
そこは別に今も変わっていないのですが、改めて自分という人間に向き合う時間が出来たことで、不要に見栄を張ったり、必要な部分で腹を決められなかったり、そういう自分もなんとなく発見して、俯瞰できることが増えたように思います。
「自分が選びたい選択肢を、素直に選びとる」ということって意外と難しくて、余計なことを考えたり、他人の目を気にしたりしちゃうけど、そういう部分も少しずつ解して、自分に素直に生活していきたいな〜という今日この頃です。
なんか誕生日に投稿するみたいな文章ですが、最近文章を書くことがあまりなかったので、この際まとめて投稿しちゃえ、の意です。
とりあえずこのところは映画の撮影や、稽古や、それ以外の面白い企みに首つっこんだりしてなんだかんだ精力的に活動しています。お知らせ不精ですがそのあたりももう少し頑張って、娯楽で心を潤すひとを増やせたらいいな。自分も含めて。
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