【きのこ牛乳】終演まとめ その1


こんにちは、日野あかりです。


劇団きのこ牛乳オムニバス新作+再演公演『とりゅふ』

無事、終演いたしました!

ご来場いただいたお客様、関係各位、なにより千草さん、真柄さん、奥村さん、ありがとうございました。


今回私は肋骨蜜柑同好会のフジタタイセイさん脚本『「R」』に出演しました。

もともと初演は観ていた作品で、面白いなーと思っており、台本を読んでますます面白さを感じていました。

まず、不条理な世界なのだけど、私が演じた「女」のなかには完全に条理にかなう何かがあると感じられたこと。

台詞一つ、一挙手一投足に無限の選択肢があること。(どの芝居でもそうですが、常識にとらわれないアプローチがいろいろできるという点が特に。)

稽古最初のほうで、自分のTwitterに「これは愛の話だと思っている」と書いたのですが、やっぱり最後まで愛の話だと思いました。あと、人が信じる世界は平行線、ということも。


前の演出ではなかった、糸の演出もより「愛の話」感を強めたように思います。

運命の赤い糸。

妄想姉妹も、ひとりあそびの夫婦も、お兄ちゃんとぼくも、赤い糸でつながっているけれど、「R」の女と男の糸はつながっているのか、つながっていないのかわからない。

つながっていることを信じて必死に手繰り寄せるけれど、それが「ある」のか「ない」のかわからない。

でも「おしまい」なのですね。


稽古期間は長かったけど、毎稽古ごとに新鮮で、とても勉強になりました。


あと1回、きのこについてのブログを書いたら、次のことを書き始めようと思います。



ひの

(今回の舞台写真はふくしまけんたさんに撮影していただきました)

何者かになる過程

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